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COLUMN

東邦コラム

2020.11.17

その他

強欲と恋心

強欲と恋心

ほぼほぼ通勤でしか乗っていない愛車の510ですが、毎日乗ることでエンジンも調子のよい状態を維持しています。

ただ古いこともあって、メンテナンスしておきたいところは尽きません。

 

今年の夏前に足廻りのメンテナンスを行い、同時にキャブのセッティング/点火タイミングの調整しました。

2500rpmからの吹け上がりが良くなり、ハイカムが乗った感覚がより分かるようになりました。

 

レスポンスも向上したので、その時は非常に満足したのですが、慣れというのは恐ろしいもので、最近はよりパワーが欲しくて仕方がありません。

OS技研のTC16が再販されればいいのになと思うこともしばしば。

OHCのまま燃焼室やポートの加工を工夫し、パワーを求めていくこともこのエンジンの醍醐味ではあるのですが。。。

 

一つ何かをすると、また別の何かをしたくなるものです。

欲求はとどまることを知りません。

 

旧車が好きな方は、トップの画像をみて違和感を感じられたことと思います。

そうです、510のエンジンは4気筒ですね。もちろん私の510もL4のままです。

 

メンテナンスに出した際に、かかりつけの車屋さんで見つけてしまったのです。

ドンガラの状態で無造作に置かれたS30Zを。

曰く、フルレストアの最中で、また買い手も決まっていないとのことでした。

 

これは運命かと思いましたが、まだ510のローンも残っていますし、即購入というわけにはいきません。

だたL28改3.0Lが積まれ、ボディは本物の前期とくれば喉から手が出るほど欲しい代物です。

 

チリがピシッと出たボディは、鈑金がほぼほぼ終了した直後でサフェーサーすらまだ吹かれていない剥き出しの鉄板の状態でさえ、

言いようのないオーラを艶やかさを放っていました。

 

 

日に日に思いは募るばかりです。

日々の業務の間にコツコツ作業をしているそうなので、現時点で制作スタートから5年は経過しているとのことでした。

完成までにまだまだ時間もかかるでしょうし、あと数年そのまま眠っていてくれと心から願っています。

 

 

 

名古屋支社 中西