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COLUMN

東邦コラム

2021.07.26

自動車関連

旧車に乗るということ

旧車に乗るということ

そろそろ梅雨も明け、A/C無しではつらい季節の到来です。
乗っている人間もつらいですが、油温と水温の管理がシビアな旧車自体にもつらい季節でもあります。
私の愛車は、この5月で購入して2回目の車検でした。

車検のため車屋さんに愛車を預け、各部を点検してもらうと、インマニ/キャブレターからの2次エアー吸いがどうも深刻なようで、
前回のコラムにて愛車のキャブレターをそろそろO/Hしてやらねばと書いたのですが、この車検のタイミングでO/Hすることになりました。

キャブレターのO/Hにもそれなりの費用が掛かりますが、ミッションからのオイル漏れも放置できないレベルでしたので、オイルシールの交換も必要となりました。
ミッションをおろすと次はクラッチディスク/カバー/レリーズもダメになっていたり、
また、道路交通法の改正により、ボンネットピンが車検に通らなくなったことで、ボンネットロックを純正に戻しセンターブレースを新規で製作したり・・・
その他諸々追加作業が必要になり、芋づる式に悪いところが出てくるという旧車あるあるな展開になってしまいました。

結果、E/G・M/Tマウント交換、キャブレターO/H、インマニG/K交換、クラッチ一式交換、ボンネットロック/キャッチ取り付け加工、それに伴う電動ファンの移設、
ボンネット穴埋め/塗装、センタブレース製作、スロットルリンケージの取り回し変更/加工、オルタネーター交換etc・・・
予想以上に盛沢山な内容にはなりましたが、無事車検を通すことができました。

部品の手配や追加される作業で、1ヵ月半ほど車を預ける結果となりましたが、仕上がりは上々です。
(一旦納車されてから、クラッチマスターとプラグコードの異変に気付き更に追加作業が必要にもなりましたが・・・)

一通り作業しただけあり、交換したクラッチキットに含まれる軽量フライホイールのおかげで、吹け上りが少し軽くなったように感じます。
またクラッチ廻りが新品になったことでギアもスパスパ入るようになりました。

購入時から、徐々にではありますが、各所に手直しが入ってきましたので、
残すところは、エンジン・ミッション・デフのO/H、そして最後にボディのフルレストアというところでしょうか。

ただ、また数年経つと足廻りにもガタが来ますので、車高調やキャリパーの仕様変更もしていきたいなどと考えていますと、
自分の理想の形になるまであと一体何年の月日と、何人の諭吉が必要になることやら。
いや、それは今は考えないでおきましょう。