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COLUMN

東邦コラム

2021.08.17

自動車関連

電子制御の不思議

電子制御の不思議

現在の車は、多くの装置において電子制御化されています。ランプ類、オーディオ、エアコンの他にエンジン、トランスミッション、燃料装置、パワーステアリング、ブレーキなど。
先日、お客様にヘッドランプを納品し、交換作業も完了したのですが、不思議なことにデイライトの一部分だけがブルー色に点灯してしまいます。
ヘッドランプがおかしいのか、LEDを発光させているコントロールユニットが悪いのか、お客様と相談しながら色々と原因追及を試してもらうと、綺麗に全部が正常な状態の白色に点灯しました。と連絡を頂きました。
原因は何でしたか?とお伺いすると。特定が難しく、テスターで色々と作業していると戻ったと言う結果に。
私の車も先日、ドアの開閉に連動してハンドルの位置が上下する機構がバッテリー交換時に電圧の変化でハンドルの位置センサーを車両側が検知出来ない事態に見舞われ、ハンドルがずーっと上で止まったまま降りてこないという事もありました。
無事、解決はして正常に動いたのですが、正常に動いている時は便利に制御してくれているのですが、不具合が起こってしまうと、まともに機能しない状態になってしまいます。
これから、もっと多くの先進技術が盛り込まれた車が投入されてくるので、車の基本構造の他に、どの経路で電子制御されているのか。など、より多くの知識が必要になってくる事を感じた一場面でした。