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2020.09.11

東邦アウトフロイデ、VW大阪東敷地内に本部機能を移転 業務集約し効率向上

【大阪】大阪府と奈良県でフォルクスワーゲン正規ディーラーを運営する東邦アウトフロイデ(北野宏樹社長、大阪市福島区)は、本部機能をフォルクスワーゲン大阪東(東大阪市)と同一敷地内に移転した。これまで数カ所に分散していた主要業務を1カ所に集約し、部門間の意思伝達の円滑化などにより業務効率を高める。中古車小売りなど重点分野の強化にもつなげる考えだ。

 

 これまで本部機能はフォルクスワーゲン大阪なんば(大阪市浪速区)と同じ建物に置き、営業やサービスの責任者が在籍していた。8月にフォルクスワーゲン大阪東に本部機能を移し、本社に在籍していた保険担当者も含めて主要業務が1カ所に集まる体制に切り替えた。

 

 フォルクスワーゲン大阪東は、同社が運営する4拠点の中心という立地から、中古車小売り強化のための専任部隊を置いている。各拠点の下取り車を集荷する際の移動の利便性を考慮したもので、4人が在籍する。今回、各部門の責任者が1カ所に集まることで、新車と中古車、サービス、保険などの業務を、より連携して推進できる体制が整った。

 

 特に中古車部門は「収益の柱にしたい」(北野社長)考えで、重点分野に位置付けて小売り強化に取り組んでいる。従来は認定中古車センターを併設するフォルクスワーゲン奈良学園前(奈良市)に中古車の在庫を集約していたが、今後はフォルクスワーゲン大阪東でも在庫を増やす方針だ。ユーザーが現車を確認して比較検討しやすくすることで中古車の拡販につなげる。

 

 本部機能の移転・集約の効果を中古車部門だけでなく、サービスや保険など他部門にも波及させる考えだ。

 

 

2020.9.11  日刊自動車新聞