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2020.09.09

東邦自動車グループ、尼崎市に新物流拠点 2021年5月めど開設

輸入車部品などを販売する東邦自動車グループ(羅光雄社長、大阪市福島区)は2021年5月をめどに、兵庫県尼崎市に新たな物流拠点を開設する。これまで大阪市内に分散していた複数の倉庫を新拠点に集約して、作業の効率化や物流機能の強化を図る。将来的には、同業者の物流を手掛けることや、物流部門を独立させて法人化することも検討する。既存事業を取り巻く環境が激変する中、事業領域を広げて収益基盤の強化を目指す方針だ。

新物流拠点の名称は「東邦ロジスティクスセンター」で、敷地面積は約9012平方㍍を確保した。建物は鉄筋5階建てで、延床面積が1万8251平方㍍。商品を収める倉庫エリアは1~5階に設ける。

1階は荷受け、梱包、出荷エリアとし、事務所は2階に設置する。人員は約100人を想定する。

同社の大阪支社(大阪市西成区)とその周辺にある2カ所の倉庫は新物流拠点に集約する。大阪支社の倉庫が手狭となったことから周辺2カ所の倉庫を借りていたが、同支社からの商品の運搬作業などで手間がかかっていた。新物流拠点で一括管理することで、業務負荷の低減や効率化につなげる。

新物流拠点では、同社が取り扱う商品で倉庫の約半分を占める予定。倉庫の操業状況に応じて、将来的には同業者の物流を手掛けることも検討している。

羅社長は「現在はディーラーや整備工場に商品を届けているが、今後はエンドユーザーへの配達にも広がるかもしれない」と話し、今後の市場ニーズの変化も見据えて新物流拠点を活用していく考え

 

2020.09.09

日刊自動車新聞