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COLUMN

東邦コラム

2021.08.08

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Trainspotting

Trainspotting

いつも東邦コラムをご覧の皆様、ありがとう御座います。
誰も興味ないのに個人的に好きな映画を紹介するコラムも遂に7作目に突入致しました。
過去「Cartel land」「狂い咲き サンダーロード」「愛のむきだし」「続 夕陽のガンマン」「Dancer In the Dark」「仁義なき戦い 広島死闘編」を紹介致しましたが今回もタイトル通りの名作です。

御存じの方も多い作品ですがユアン・マクレガー主演作品1996年の映画です。
私がこの作品を最初に観たのは2002、3年でした。
公開からすでに数年経過しておりましたが、当時はなんとなくカッコよさそうなイメージで観たのを覚えています。

疾走感、倦怠感、混沌具合、苛立ち、葛藤、虚しさ、結構早い年齢で社会不適合者の烙印を得ていた私には共感と言うか、主人公たちのあの感情を僅かながら経験致した気がします。

映画自体はいくつかのパートに分かれ話が展開するのですが、主人公レントンは度々この映画のテーマでさる「選択」をすることになります。
映画の様々なシーンで配色の拘りがあり、麻薬でハイな時は赤を強調し、彼らが恐れる現実社会&禁断症状では舞台であるスコットランドのエディンバラの空を写すような曇天な配色がされます。
映画が進むにつれて先述した「選択」をしなければならない状況になり、主人公達の心境を描く様にどんどん灰色は強さを増していくのです。

映画のテーマになる「選択」の非常に有名な一説が存在するのですが全部覚えてないので割愛致します

ちなみにタイトル「Trainspotting」は俗に言われる「鉄道マニア」を指す言葉ですが舞台のエディンバラなどでは電車の車両操作場に屯する中毒者達をしめしているそうです。

1996年 ダニー・ボイル監督

東邦自動車 ドラッグ映画担当 福井