輸入車部品などを販売する東邦自動車(羅光雄社長、大阪市福島区)は、中部地区で事業を本格化する。名古屋支社(名古屋市北区)を開設し、6月1日に稼働した=写真。営業活動を強化し、新規顧客獲得に力を入れる。同支社の年間売上高で12億円を目指す。

 同支社は名古屋第二環状自動車道の楠インターチェンジ(IC)の南東に立地している。倉庫も併設し、汎用性の高い製品は、同支社で管理するが、それ以外の商品は同社の西日本パーツセンター(大阪市西成区)と東日本パーツセンター(川崎市川崎区)から直接、取引先の地域部品商に納入する。名古屋市以東は東日本パーツセンターから、以西は西日本パーツセンターからの配送し、物流面での効率化につなげる。人員は当面、営業やフロントのスタッフ5人で営業し、将来的には約10人に増員する。

 中部地区は同業他社がすでに参入している。「ビジネスの激戦区だが、あえて参入することで商機が広がる」(羅社長)とし、地区内に拠点を構えビジネス拡大と収益向上を目指す。

 

2019.08.06 日刊自動車新聞

東邦自動車グループのフォルクスワーゲン(VW)正規販売店・東邦アウトフロイデ(羅光雄社長)は、大阪府東大阪市の「VW大阪東」を改装し、最新CI(コーポレートアイデンティティー)を採り入れた。これにより、同社が展開するVW全4拠点で新CIの導入が完了した。VWは来年以降、ディーゼル車や電気自動車(EV)の追加に加え、新型車の投入を計画している。同社では全拠点の設備投資を完了し、新型車の拡販に備える狙いだ。
VW大阪東は2008年に現在の大阪外環状線(国道170号)沿いに移転、新築した。14年には敷地面積を拡張して店舗規模を拡大。大阪府下のVW店で最大級の販売実績を誇る同社の旗艦店となっている。
リニューアル工事ではVWコーポレートデザイン「モジュラーコンセプト」に基づき、内外装を白を基調とした明るいデザインを導入した。来店客にいち早く対応する「ウェルカムカウンター」や個別の商談スペースを新設し顧客対応力を引き上げた。
管理顧客を対象に7~9日の3日間、特別内覧会を開く。期間中は来場特典を付加するほかゲームやケータリングなどのイベントで誘致を図る。翌週の14日、一般向けのリニューアルオープンフェアを開く計画だ。

中古車買い取り、販売のカーセブンディベロプメント(井上貴之社長、東京都中央区)は、堺市北区に「カーセブン堺もず店」をオープンしたと発表した。 カーセブンが大阪府内にオープンするのは初めて。運営会社は新車ディーラーなどを運営する東邦自動車(羅光雄社長、大阪市福島区)。 敷地面積は約1320平方メートルで、中古車約40台が店頭に並ぶ。車種構成は小型車や軽自動車が中心となる。
カーセブンは2年後に200店舗を目標に掲げている。堺もず店のオープンで120店舗となる。

自動車部品卸業などを展開する東邦自動車(羅光雄社長、大阪市福島区)は、中古車の買い取りと販売事業に乗り出す。 3日、堺市北区に中古車買取・販売のフランチャイズチェーン(FC)「カーセブン堺もず店」を開業した。 同社の基軸となる自動車部品販売と子会社の東邦アウトフロイデが展開する新車販売に加え、新たに中古車買取・販売に乗り出すことで、 グループのネットワークを生かした事業展開で収益基盤を強化する。
同社はこのほど、本部のカーセブンディベロプメントとFC契約を結んだ。大阪府内にカーセブンが出店するのは初めて。  府道28号(常磐浜寺線=通称ときはま線)沿いに位置し周辺にはトヨタやマツダ、ジャガーなど新車ディーラーや中古車専業店、中古車買取店も多く出店する販売激戦地域だ。  中古車の買い取り・小売り両面が期待できる好立地となる。同社は堺もず店の営業を軌道に乗せ、将来的には多店舗出店も視野に入れる。
中古車事業進出の背景には、新車販売事業の強化がある。独フォルクス・ワーゲン(VW)の正規ディーラーを展開する東邦アウトフロイデ(同社長)は、 VW大阪東(大阪府東大阪市)、同大阪なんば(大阪市浪速区)の府内2拠点に加え、2013年に奈良県内の同奈良中央(天理市)と同奈良学園前(奈良市)の2拠点の譲渡を受けて 計4店舗を展開する。新車拠点の増強に伴い新車販売台数も拡大、下取り車も増加傾向にある。このため、中古車小売りを強化し収益向上につなげる。

フォルクスワーゲン(VW)正規ディーラーの東邦アウトフロイデ(羅光雄社長、大阪市福島区)は中古車小売り強化に乗り出す。同社は4日、奈良市宝来町にVW認定中古車センターを新規開設した。近畿地区においては、他に例を見ない中古車専用のショールームを備え、展示台数も最大規模を誇る。中古車販売台数の拡大で新規客開拓や収益力向上につなげるのが狙いだ。下取りの受け皿となる中古車販売強化により買い取り力を高め、新車の早期代替提案につなげる。  同センターは、新車拠点・VW奈良学園前の隣接地に新設した独立型の中古車店舗。VW中古車拠点のCI(企業イメージの統一意匠)を採用し認定中古車ブランド「Das WeltAuto(ダス ベルトアウト)」を展示する専用ショールームを備える。第二阪奈道路・宝来ランプにほど近い立地条件と近畿最大規模の中古車展示台数を武器に、奈良県を中心に幅広い地域で新規開拓を目指す。年間中古車販売目標は150台。
同社はVW大阪東(大阪府東大阪市)、同大阪なんば(大阪市浪速区)の大阪府内2拠点に加え、2013年に奈良県内の同奈良中央(天理市)と同奈良学園前の2拠点の譲渡を受けて計4カ所の新車拠点を展開する。営業拠点強化に伴う新車の拡販で下取り車も増加傾向にあり、今回の中古車拠点新設で小売り力を強化する。
中古車販売強化で輸入車のエントリーユーザー(入門者)を獲得すれば、新車代替母体が拡大する。また、下取り車の受け皿となる中古車小売り体制を整えることで高値で買取りできるようになり、代替サイクルをより短期化し新車販売のさらなる拡大を目指す。
◆VW奈良学園前がリニューアル1周年 記念イベントに300組
【奈良】東邦アウトフロイデは4、5日の2日間、新車拠点「VW奈良学園前」(奈良市)のリニューアル1周年を記念したイベントを開催した。隣接する認定中古車センターの開業と合わせ、2日間で約300組が来店しにぎわいを見せた。
同店は2013年に譲渡を受け、14年7月に内外装を全面改装し、VWの最新CIを採用した。当日のイベントでは「VW」のロゴを施したパンケーキを振る舞うなどして既納客をもてなした。

関西を母体にした輸入車関連企業の東京進出が相次いでいる。 輸入車部品などを販売する東邦自動車(羅光雄社長、大阪市福島区)は3月2日に東京都品川区西五反田に「東京営業所」を開設する。 同社が東京に進出するのは初めて。首都圏へ進出することで、自社としての事業基盤の拡大、収益向上を狙う。 近畿地区より市場規模が大きく、特に輸入車需要が堅調な首都圏に進出する動きは、部品販売に加えて輸入車販売やレンタカーなど幅広い業種で表面化している。
今回の東邦自動車の試みもその流れに沿ったもので、「むしろ今まで取引先からなぜ東京に進出しないのかという声が寄せられていた」(羅社長)という。 東京から部品を配送することで、納期の短縮も見込む。
北野宏樹氏を所長に任命し、今後営業部門の人材を増強していく。 東京都港区など周辺で輸入車ユーザー、輸入車部品取扱い事業者が多い地域を中心に営業活動を強化していく。

【奈良】フォルクスワーゲン(VW)正規ディーラーの東邦アウトフロイデ(羅光雄社長、 大阪市北区)は中古車販売を強化する。4月をめどに「VW奈良学園前」(奈良市宝来町) に、独立の中古車拠点を開設する。VWの中古車拠点CI(企業イメージ、デザイン) 「DAW(Das Welt Auto=世界の車)」に基づき看板、フェンスなどを設置する。 中古車拠点でありながら専用のショールームを設けているのが特徴で、消費者は天候の影響を受けず 車両を吟味できるのが利点。近畿地区VW正規ディーラーで、展示台数40台規模の中古車販売拠点を持つのは珍しい。
同社は2013年に奈良県内のVW2拠点の人員、設備、顧客などの譲渡を受けた。 従来までのVW大阪東(大阪府東大阪市)、VW大阪なんば(大阪市浪速区)の2拠点と合わせ、 4店舗体制を敷いている。この結果、新車拡販に伴い下取車の入庫台数が増えており、中古車拠点開設が課題となっていた。
VW奈良学園前は、第二阪奈道路宝来ランプから車で数分の距離に位置する。 同社の他拠点から展示車を搬送するのに便利な上、インターネットを検索した中古車購入客は遠方からでも来店する場合が多い。 このため、アクセスしやすい立地条件の場所に中古車展示場を開設することを決めた。  同展示場は新車ショールームの隣接地に位置する。ショールーム内には5、6台の車両を展示する。 人員は4人程度でスタートする。同社の下取車で「up(アップ)!」「ポロ」「ゴルフ」など小型車で3~4年落ちの良質車を多数取り揃え、 小売り台数の伸長に結び付ける。

フォルクスワーゲン(VW)正規ディーラーの東邦アウトフロイデ(羅光雄社長、大阪市福島区)は 奈良県内のVW新車拠点の設備投資を強化する。VW奈良中央(奈良県天理市)の工事を実施し、 24日にリニューアルオープンする。VWの新CI(企業イメージを構成する統一の意匠)の「モジュラーコンセプト」を採用し、 内外装を一新した。VW学園前(奈良市宝来町)の刷新にも着手しており、7月にも完了する。
建て替えで消費者が来店しやすい雰囲気を作り上げ、 販売台数拡大に結び付ける。 今年の年間販売目標はVW奈良中央が250台、VW学園前が260台。いずれも前年水準を大幅に上回る意欲的な台数を設定している。
同社では昨年にシーゲル(有山茂社長)から奈良県内のVW2拠点の人員、設備、顧客などの譲渡を受けた。  一方で、拠点設備の老朽化が進んでいたことから、設備投資を実施すると同時に、VWの新CI導入を決めた。
VW奈良中央は昨年に内装工事を実施し、ガラス張りの商談スペースを設置している。外観は今春からスタートし、 ビルディングフレーム、エントランスポータルを採用。照明は全てLED(発光ダイオード)化することで、明るさと環境性能を両立している。 17、18日には近隣の大型商業施設のイオンモール橿原で出張展示会を開催した。拠点の認知度向上と来場促進を図ることで、 24、25日のオープニングイベントの活性化に結び付けていく。
VW学園前も同様に改装を実施し、新CIを取り入れる。机やいすなども入れ替えて来店者の満足度を高めていく。

フォルクスワーゲン(VW)正規ディーラーの東邦アウトフロイデ(羅光雄社長、大阪市福島区)は2014年の新車販売で、前年比1・6倍となる1200台を目指す。主力車種「ゴルフ」が昨春に全面改良し、新型車効果によって販売台数を押し上げる。 加えて、同社は昨秋にVW奈良中央(奈良県天理市)、VW学園前(奈良市宝来町)の営業権を取得。 今年は2拠点実績がそのまま上乗せになることや、既存の2拠点でも拡販を図ることで前年水準から大幅増となる販売目標を設定した。
同社は昨夏にVW大阪東(大阪府東大阪市)の敷地面積を拡大し、来場者用の駐車場を拡充した。VW奈良中央は昨年末からリニューアル工事に着手し、壁、床などを刷新。VW学園前の改装も今夏までに予定しており、相次ぐハード拡充でCS(顧客満足度)を高めて販売台数拡大に役立てる。
同社の13年の販売実績は約750台。「ゴルフ」が13年6月発売で、今年は投入効果が年間通して寄与する。
さらに、当初は、2DINスペースのカーナビゲーションに対応できない問題があったが、現在では解消済み。ゴルフの商品力の高さを軸に、販売台数を引き上げていく方針だ。加えて、14年初めにステーションワゴン「ヴァリアント」を投入、スポーツモデル「R」など発売予定の派生モデルでも拡販を図っていく。
同社の13年実績は過去最高となる水準。今年は4月に消費増税を控えるが、新型車効果と設備投資の増強で記録の更新を目指していく。

フォルクスワーゲン(VW)正規ディーラーの東邦アウトフロイデ(羅光雄社長、大阪市福島区)は店舗投資を増大する。 今秋に営業権譲渡を受けたVW奈良中央(奈良県天理市)、VW学園前(奈良市宝来町)をリニューアルし、 VWの新CI(企業イメージを構成する統一の意匠)を採用する。 これに伴い、机、いすなどの備品も一新する。建て替えで消費者が来店しやすい雰囲気つくりに力を入れ、販売台数の拡大に結びつける方針だ。
同社では今秋にシーゲル(有山茂社長、奈良市)から奈良県内のVW2拠点の人員、設備、顧客などの譲渡を受けた。 同社のVW店は既存のVW大阪東(大阪府東大阪市)、VWなんば(大阪市浪速区)の2拠点に加え4店舗体制となった。 さらに、今春にはVW大阪東の敷地面積を隣接地まで拡大し、合わせて4300平方メートルにまで大型化している。
VW奈良中央は老朽化が進んでいたため、建て替えは不可避だった。既に工事に着手し、来年2月をメドに完成する。 事務所を統合し、ショールームと一体化することで運営の効率アップを図る。
VW学園前は来年夏をメドに改装を実施する。大掛かりな工事にはならない見込みで期間は10日間程度を予定する。 両拠点とも中2階を設置していたが、効率を考慮して廃止する。
同社ではこれまでのVW2拠点から4拠点へと移行することで、業務効率の改善が図れると見ている。 今後、各店舗に人員の増員を予定し販売台数の引き上げを図っていく。