COLUMN
東邦コラム
2025.12.16その他

しめ縄に込められた意味

しめ縄に込められた意味

年末が近づくと、玄関や神棚にしめ縄を飾る光景が見られます。しめ縄は稲わらを束ねて編んだ素朴なものですが、

日本の暮らしの中でとても大切な意味を持つ存在で「神聖なものと日常を分ける結界」と言われているそうです。

その縄の内側を“清らかな場所”として示し、新しい年にやって来る年神様を迎えるための準備を整える役割があります。

我が家では毎年しめ縄と門松をみんなで集まってつくるのが恒例ですが、改めて意味を調べてみました。


しめ縄が持つ意味は大きく三つあります。

まず一つめは「神様を迎えるための目印」。

家をきれいに整えた後、しめ縄を飾ることで「準備が整っています」と神様に知らせる合図になります。

二つめは「不浄や災いを寄せつけない結界」。神社の鳥居やご神木にしめ縄が掛けられているのも、清められた場所を守るためです。

そして三つめは「清めの象徴」。年末の大掃除の後に飾る習慣には、古い年のけがれを払い、新たな年を迎える気持ちを込める意味があります。

しめ縄に使われる稲わらは、稲作が中心だった日本では“命の源”とされてきました。収穫の恵みをもたらす稲を素材とすることで、豊穣への感謝や自然への祈りが込められているとも言われています。


一年の終わりは気忙しく、気持ちもつい落ち着きを失いがちです。

そんな時期だからこそ、しめ縄を飾る行為には、心を整える小さな儀式のような側面もあります。

「ここから先は清らかな時間を迎える場所」という線を、自分の暮らしの中に引くようなものなのかもしれません。

新しい年を迎える節目の準備として、しめ縄の意味を思い出してみると、年末の風景が少し違って見えてきそうですね。

前回は松やお花をつけてアレンジをしました。今回はどんなのをつくろうかなあと売られているしめ縄をみては今からイメージトレーニングしています。

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