TOHO
COLUMN
東邦コラム
2025.05.21
その他
藤の花
先日、近くの公園で藤の花がきれいに咲いていました。
甘い香りがあたり一面に広がり、長く垂れ下がる花房がとても優雅な雰囲気を醸し出していました。
藤は日本固有の植物で、古くから貴族に愛されてきたそうです。
現在では身近に見られる花となっていますが、その気品ある姿から、高貴な花としての一面も感じられます。
一方で、藤は驚くほどの生命力も備えています。日本には樹齢千年を超える藤の木も多く存在するそうです。
藤は自立して育つことができないため、他の木に蔓を巻きつけ、日当たりの良い場所を求めて枝を広げていきます。
その過程で、巻き付いた木を枯らしてしまうこともあり、「絞め殺しの木」や「不死の木」と呼ばれることもあるそうです。
きれいな花にも、古くから様々な言い伝えや背景があるのですね。