TOHO
COLUMN
東邦コラム
2025.10.07
その他
透明標本
ご存知でしょうか?【透明標本】
名前の通り透明な標本です。
見た目のインパクトは1度めにしたら、忘れないレベルで感動を覚える物です。
私が学生の頃、10年ほど前から流行り始め、今ではネットで販売されている物が有るくらいです。
本来の使用目的は、【生物の骨格を知る】という生物学的な用途で使われます。
様々な種類が有り、硬骨だけを染色する透明骨格標本と、軟骨も染色する透明二重染色標本が主な種類です。
硬骨をアリザリンレッド、軟骨をアルシアンブルーという薬品で染め分けると、見た目にも鮮やかな色彩美を放ちます。
このような見た目から、美術的な見方をする方も多いようです。
しかし、この透明標本の美しさは、作り手の技術によって大きく左右されます。
日本国内で最高峰の透明標本の作り手、冨田伊織先生が東広島市立美術館で個展を開いているようですが
10月5日で終了するようで、このコラムが投稿される頃には終わっている事でしょう。
だけど、どうしても、ひと目で良いから、生で透明標本が見たい。
そんな人は、私に仰って下さい。
学生時代に研究室で、教授のお小遣い稼ぎの為に、大量に作らされた私には、かなりの技術が備わっています。
この展示会のチラシを見てから、こっそりと自宅で製作を始めましたので。。。
この話しぶりから、私を特定出来る方は、サンプルを差し上げますので。